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ブルガリア人対決である。

○東張大琴欧州―東前2碧山● (寄り倒し)



いや、大相撲本場所で、東欧人同士が相撲を取るとは思っても見なかった。3歳しか違わないが、下り坂の古参大関と新鋭力士の対戦。

202cm153kgの琴に対して191cm178kgの碧。超大型同士なのだが、琴欧州は往年の初代貴乃花のように細く見える。何かさびしい体つきなのだ。

五分のあたりから左四つ、頭をつけようとする碧を、琴は左の腕を返して起こそうとする。がっぷり四つに。碧が出ようとするが、琴は前褌をぐっと引き付けて碧の上体を起し、体を詰めていく。引き付けの強さに、碧は腰が決まって仰向けに転んだ。

琴欧州は腕力がある。まだこのクラスとは差があるのだ。

しかし、いつも闘争心が前に出てこないために、先制攻撃を許すことが多い。この日は、先輩の面子もあって、積極的に出たのだろう。こういう相撲がほしい。

 
 

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 コメント一覧 (3)

    • 1. leslieyoshi
    • 2012年07月12日 23:52
    • 「東張大=張出し大関」って表記、久々に見ました。最近(いつからかは不明ですが)、この言い方しませんね。張出しが多すぎるからですかね?
    • 2. 広尾 晃
    • 2012年07月13日 01:04
    • > 「東張大=張出し大関」って表記、久々に見ました。最近(いつからかは不明ですが)、この言い方しませんね。張出しが多すぎるからですかね?

      何せ、古いもので。張出って好きです。
    • 3. ecologic animal
    • 2012年07月13日 08:41
    • 碧山は立ち合いで踏み込めず。当たっただけの棒立ち状態で格好の餌食になってしまいました。琴欧州は定位置の左膝にサポーターがないところを見ると、今場所の下半身は安定するんじゃないでしょうか。

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