hibikore

「国民の生活が一番」という政党名は、(仮)という言葉がつくのだろう。民主党のスローガンをそのまま持ってきたのは、嫌がらせのつもりだろうが、自分たちの大事な政党名を「あてつけ」にする発想が分からない。すぐに野合を繰り返して変わることになるのだろう。本当は「橋下の顔色が一番」なのだろうが。



鳩山由紀夫は、増税法案だけに反対して、仲間とともに党員資格停止処分を受けた。もと首相の鳩山だけは、6カ月と言う重い処分だったが、のちに3カ月に短縮された。
「いぢわるをすると、僕ちゃん、民主党を出ちゃうぞ!」と脅したのだろう。


数の上では20人と言われる鳩山グループはキャスティングボートを握っている。出てしまわれると民主党は少数与党に転落するから、キープしておきたい。でも、鳩山グループは、消費増税反対を公然と叫んでいる。
 

獅子身中の虫とは、このことだが、所詮は「虫」である。鳩山派は、今、民主党内にいることで存在意義を保っているのだ。「国民の生活が一番」に合流してしまっては、鳩山は副代表には治まるだろうが、グループとしては存在感がなくなってしまう。党内にいて小沢一派と呼応している方がまだ注目度が高いのだ。
党内での政権中枢との間は、おそらく輿石東が取り持っている。私はこの人は羽根のとれたコウモリみたいだと常々思っていたのだが、その振る舞いもコウモリに似てきた。


付け加えるなら、小沢新党の人気が一向に上がってこないことも、鳩山一派の日和見の一因になっている。新聞も小沢新党の主張に好意的ではない。「反増税」は良いにしても「脱原発」はあまりにも唐突だ。橋下維新に媚を打っているとしか思えない。


何しろ、今のところ、小沢新党に政策内容で一番近いのは、共産党と社民党なのだから。


そういう情勢を見ていると、早計に党を割って小沢新党に合流すれば、選挙で共倒れする可能性さえある。小沢新党が橋下維新を加えこんで、世論を味方につけたタイミングで、「民主党にはがまんできない」とか、大見えを切って出て行った方が安全だ、鳩山にはこういう計算が働いているのではないか。


要するに、選挙で大衆的な人気をつかむことを考えているだけなのだ。何しろ支持率が一番高い自民党でさえ19%、民主党が12%、支持政党無しは50%を超えている。この支持政党無しを取り込むことこそが、政権奪取の唯一無二の方法なのだ。


しかし、そういう鳩ぽっぽの思惑は、みんな知られてしまっている。同じことを思っている政治家は多いが、鳩山は言動があざとすぎる。


私は、鳩山由紀夫は、どの政党に属していようと、次回選挙で落選する可能性は極めて高いと思う。対立候補の堀井学に何ができるのか知らないが、鳩山に何かをさせるよりもマシだと言う判断が働くだろうと思う。


支持政党なしが50%を超えた責任は、前の政権党と今の政権党にある。特に、政権奪取時にいい恰好をしていた鳩山由紀夫への不信感は強いと思われる。
 

口を開くたびに、世間の失笑を買っていることをご本人もそろそろ知るべきではないか。