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ロンドン五輪で注目していた国がある。中米のグアテマラだ。

メキシコ、ベリーズ、ホンジュラス、エルサルバドルに隣接した人口1400万人の国。マヤ文明でも有名だ。この国は、オリンピックのメダルから最も遠い国だった。

ロンドン五輪の前の時点で、五輪に参加した国と地域は224あるが、この中で1個もメダルを取っていない国は、87ある。グアテマラはその87の国と地域の中でもっと多い選手をオリンピックに送り続けてきた。

グアテマラの五輪での成績

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1932年以来、グアテマラは夏14回、冬1回の15回も五輪に選手団を送り続けてきたが、1度もメダルには手が届かなかった。
 

もともと中南米地区は、サッカーや野球が盛んで、五輪熱はそれほどでもない地域だ。そしてグアテマラは、政情不安で治安も非常に悪い。アスリートが力をつけるには、理想的とは言えない環境だった。


恐らく、グアテマラ国内にもメダルを待ち望む声は高かったと思うが、ついに、初参加以来80年でメダリストが誕生したのだ。それも銀メダル。


その名はエリック・バロンド。21歳の競歩の選手。84日に行われたレースで北京五輪金のワレリー・ボルチンなど強豪が次々失格、リタイアとなる中、中国の
 に続いてゴール。悲願のメダルを手にしたのだ。

めでたいのでリザルトをあげる

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報道されないからわからないが、グアテマラではお祭り騒ぎになっているのではないか。バロンドは一躍英雄になったことだろう。

報道見つけた!大統領がお祝いを言って、市民が街に繰り出す騒ぎだそうだ。よかった!

 

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