ロンドン五輪、最終のメダルランキングをしておきたい。日本では金だけのランクを表示しているが、アメリカではメダル個数のランキングをしている。
ここでは、金3銀2銅1のポイントで、ランクをしてみたい。参考までに北京五輪のポイントをつけ、増減率を計算した。
日本はこのランクだと、7位になる。何かとライバル関係が際立った韓国よりも少し上だ。
金の数は物足りないが、ポイント的には大幅増。よくがんばったのではないだろうか。
アメリカが2大会ぶりにトップに立った。中国は金メダル数は前回の51から38に減ったが、アメリカに唯一対抗できるスポーツ大国だ。ロシアは前回と同じ3位。
英国は序盤戦、金メダルがなく不振だったが、驚異の追い上げをした。金メダル数は北京の19個から10個積み上げ。ポイントも大幅にアップした。
オーストラリアは金メダル数を半減させるなど不振だった。隣のニュージーランドが大躍進。
目立つのは前回、金1、銅1だったイランの大躍進。経済制裁を受けているはずだが、スポーツでは非常に元気だ。
サッカーのワールドカップを経験した南アフリカも大躍進。
今回は中南米の国の躍進も目立つ。グアテマラが五輪参加80年目にして初のメダルを取ったほか、メキシコ、コロンビアなども躍進している。
反対に経済危機に苦しむギリシャは2004年に金6銀6銅4の34ポイントだったのが、今回は銅2個だけ。
国力とメダル数は比例するというが、極端な例だろう。
前回メダルを獲得できなかった国の躍進も目立つ。
単純な表だが、見れば見るほど国際情勢とスポーツの関係が浮かび上がってくるのだ。
「メダルの数など興味はないが、その気になれば増やせるさ」的な態度がクールです。
経済と言えば、インドは今や経済大国ですが、オリンピックには全く興味を示さないのも面白い現象です。
国威発揚のためにオリンピックを使おうと言う発想が全くないのでしょうね。
それとも国民がスポーツに興味が無いのか。