iyasiike
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有名な店でもなんでもないが、開店以来40年間通い続けているうどん屋がある。

「山の音」といって、奈良県生駒市と奈良市の境目近くにある。車でないと行けない辺鄙なところにあるが、昭和46年(たぶんそのくらい)の開店以来、ずっと店を続けている。
 

私の母方の祖父は香川県の出身で、「うどん食い」だった。その祖父が喜ぶので連れて行ったのが初めだったと思う。

奥のガラス張りのスペースで、うどんを打っているのが見える。当時はそれが珍しかった。また、開店当初はご飯ものはなく、純然たるうどんの専門店だった。これも珍しかった。


以来40年余、月に一度以上は通っている。

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 写真に撮ってみると、平凡な天ぷらうどんだが、ほどよく腰のある麺と、やや甘口の出汁がすばらしくよく合っている。


家内は「小麦粉の匂いが強い」というが、これは好き好きだろう。私にとっては、この味がうどんのスタンダードになってしまっている。


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一時期は、少し東の奈良市学園前にも店があった。生駒の店で打った麺を運んでいたようだが、最近潰れたようだ。

 



天ぷらうどんは、780円。今は小天丼、かき揚げ丼なども出す。

昔は、同級生がアルバイトをしていたこともある。店の人はかなり入れ替わっていると思うが、味は変わらない。変わらないというのは、本当に安心感があるものだ。



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