稀勢の里も勝ちっぱなしだが相撲内容は日馬より良い。
○西大関稀勢の里―東前1松鳳山● (上手投げ)
初顔合わせ。
小さいがうるさい松鳳に、稀勢は五分の立ち合いから、突っ張り合って前へ出る。
松鳳が逆襲するところで右上手を取り、左手で松鳳の首筋を抑えて、上手投げで転がした。
厳しい攻めで、下位力士を相手にしなかった。松鳳山の背中には、土俵の砂がべったりついていた。
北の湖を思い起させる相撲。稀勢の前へ出る圧力は相当のものだ。
今日の日馬は進境著しい妙義龍に二本差されたが、伸びあがるようにして首投げを打った。
同じ投げでも、稀勢の方がずっと内容が良い。日馬の綱とりに稀勢は立ちはだかる存在になりそうだ。
中日勝ち越しが横綱白鵬、大関日馬富士、稀勢の里、前9高安、前11旭天鵬の5人。なかなか面白い場所になってきた。
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