koshitara-eeno



前回は、文章の構成。「結論から先に言う」方が良いことを紹介した。

忙しい現代人は、事情を長々と読んでくれるとは限らない。単刀直入に結論を切りだすことで、読んでもらえる確率はぐんと上がる。

では、そのあとはどうすればよいのか?

1)     時間を逆回しにしてさかのぼっていく

2)     最初から順を追って説明する。

 

答えは2)だ。

結論からはじまったからといって、さかのぼって説明をするのは適切ではない。

人は、逆算でモノを考えるのは得意ではないからだ。

結論を述べた後は、そこに至る順路を時間を追って説明するのが良いの。

 

実は、多くの人は「結論を知ってから、その経緯を読んでいく」のが好きだ。

結末が分からない物語は、よほど面白くないと読んでくれないが、結末が分かっている物語は、かなりの確率で読んでもらえる。

結論を先に書いた後は、すなおに時系列で説明をすればよい。

 

よく小説などで、過去から未来に飛んだり、フラッシュバックして過去に戻ったりする場面があるが、一般の文章で時制が2回以上変わると、人は混乱する。

最初に結論を述べたことで、一度時制を変えてしまっているのだから、あとは時系列で話を進めよう。

 



こうした文章の構成、前回も紹介したとおり、新聞記事とよく似ている。

 

新聞は、毎日大量の情報を発信し続けている。そうした情報をいかに早く、効率よく伝える化の技術が磨かれてきた。その手法は一般の文章にも適用できる。

 

説明が長くなるようであれば、文章のまとまりごとに「小見出し」をつけまよう。

そのときに、「見出し」が時系列を表示していれば、話は一段と分かりやすくなるだろう。

 

多見出しと小見出しを読みさえすれば、ストーリーが一目瞭然。数分あれば、すべて理解してもらえる優れた報告書になるはずだ(内容によりけりではあるが)。

 

報告書などの文章は、淡々と事実関係を説明していくのが基本だ。しかし文中に、「自分の意見」を挿入したくなるときがある。こういうときはどうすれば良いのだろうか。

 

事実関係を説明する文中に、「意見」を差し挟むのは、文章のテクニックに自信がない限りやめた方が良いと思う。

客観的な文章の中に、主観的な「意見」が交じると、読み手は、それまで客観的な報告として読んできた文章が「報告じゃなくて、この人の意見だったのか?」との疑問を抱くからだ。

 

意見や感想は、文末にまとめて「○○の見解」などのタイトルをつけて書くべきだ。

ここで、しっかりと自分の意見を述べる。

まず、報告すべきこと、しっかりと知ってほしいことを述べて、最後に自分の考えを訴えることで、「公私の別」が分かっているという印象を与える。

多少過激な意見であっても、受け入れられることもあると思う。

反対に、自分の意見から入るような文章は、へたをすると「喧嘩を売る」可能性もある(あえてそうすることもあるだろうが)。

 

どうしても文中に意見を差し挟みたいときは、改行をし、別に見出しを立てて書くべきだ。

 

こういう形で一度、文章を作ってみてはいかがだろうか?

 

私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください! ↓