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どうやら世間は「第三極は下手を打った」と思い始めているようだ。日本未来の党から、はやくも亀井静香氏が離脱した。愚かな争いに嫌気がさしたのだ。

「この党に未来はない」とは気が利きすぎているが、亀井氏自身もこの党にやや浅はかな期待を抱いて参加したのだ。「TPP反対」のにわか僚友の山田正彦氏も落選し、さて、どこへ行くやら。

小泉純一郎氏の流れをくむ「新自由主義」の安倍晋三自民に帰参するのは難しいだろう、だからと言って落日の民主は、参加するにはメリットがない。ここは昔の仲間の石原慎太郎氏と手を組むかもしれない。

ただ、維新の橋下氏は安倍晋三氏と同じ新自由主義に近いのだが。

 

日本未来の党に続いて、日本維新の会もきな臭いにおいが立ち始めた。衆議院54人、参議院3人の国会議員を率いる議員団代表には、平沼赳夫氏が就任した。

代表代行は橋下徹氏、幹事長は松井一郎氏だが、国会議員団の政調会長は片山虎之助氏、総務会長は藤井孝男氏が就任。幹事長には松野頼久氏、国体委員長には小沢鋭仁氏と旧民主党系が就いたが、国会では旧太陽の党系が要職を占めた。

 

選挙の直前まで、「石原氏はいいが、太陽の党とは一緒にならない」と言っていた橋下氏が豹変した結果、「軒先を貸して母屋を取られた」のだ。
 



石原氏は国会内の両院議員総会で「(国会で)大きな起爆剤になり、硬直した官僚が支配している国の政治をひっくり返そう」と意気軒高だったが、席上には橋下氏、松井氏はいなかった。

本来、橋下氏の考えに共鳴して立候補した「維新プロパー」の議員は、橋下氏、松井氏の指示もあって、太陽の党の老人たちを幹部に据えることに賛同したが、腹の中は不満でいっぱいなのではないか。

 

橋下氏は「我々は経験がないのだから、こういう重量級の人事が良いのだ」と言った。太陽の党との連携以来、橋下氏はいったいいくつ、心にもないコメントを発表したのだろうか。

 

橋下氏が隠忍自重するのはひとえに、党としての結束を図る必要があるからだ。来年の7月には参議院選挙がある。日本維新の会は、参議院に3議席しか持っていない。政党として力を発揮するためには、参議院でも相当数の議席を獲得しなければならない。

今、仲間割れをしたり、空中分解をすれば、国民は一気に「維新」を見放すだろう。このことを恐れて、老人たちに好き勝手させているのだ。

 

今日の衆議院の首班指名投票では、維新は石原慎太郎氏に投票したそうだが、54票が入ったのだろうか。

 

老人たちは、勢いを得て、好き勝手なことを言い始めるだろう。

軍事や外交だけでなく、他の政党との連携でも遠慮なく物事を進めようとするのではないか。

 

言いたいことを言うことで多くの支持を集めてきたポピュリストの橋下氏だが、これからは言いたいことを腹に貯めていかざるを得ないだろう。

 

「もの言わざるは腹ふくるるわざなり」というが、橋下氏はいつまで我慢が続くか。配下の若手議員が反発するたびに、新幹線で上京し、柄にもない調整役を務めることになりそうだが、果たして我慢が続くだろうか。

有権者には、その「我慢」が手に取るようにわかっている。そのことも認識しなければならない。

 

今、「こんな相手と組まなければよかった」と心底公開しているのは、嘉田由紀子氏と橋下徹氏ではないか。

 

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