火曜日は日帰りで東京出張していた。
打合せが一件、そして「元プロ野球選手に、大相撲について簡単に説明してほしい」というまことに不思議な案件があって、両国国技館に行った。
幕内の土俵を観戦。両国は久しぶりだが、若貴時代は周辺の道まで人があふれていたのに、今日はすっすっと入れる。
桟敷席で元選手氏と合流。ついこの間まで現役だったから精悍そのもの。
初対面だが、気持ちよく話ができる。フランクな人だ。

お茶屋を通しての相撲見物は久しぶり。良い席で、弁当や食べ物がしっかりついてくる。
それをつまみながら相撲見物。
東、つまり東方力士のお尻を正面から見ることになる。

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昨年は行かなかったが、ほぼ毎年、どこかの場所を見に行っているので最近の雰囲気は知っている。
しかし、近い席でまじまじと力士を見ていて思ったのは、
「昔のお相撲さんはこんなに、サポーターやテープを巻いていたか?」ということ。
いくつか紹介したい。

手前栃煌山、向こうは逸ノ城 逸ノ城は大きな体だがほとんどサポーターなし。栃煌山は左のふくらはぎ。
逸ノ城はやたら強い。アジア人だが日本人にはない顔だ。

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手前豊響、向こうは千代鳳。豊響は足首と膝、左ひじ、千代鳳はひざ下。お皿の固定だろうか。

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左は安美錦、右は大砂嵐。安美錦はぱっちでも穿いているようだ。大砂嵐も両膝に足の甲。大砂嵐が敗けると場内大騒ぎだ。

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手前常幸龍、向こう豪風。常幸龍はガムテープみたいなテーピングを貼りまくって、どこかへ宅急便で送るのか、と言う感じだ。お相撲さんの場合、肌が汚いのは調子が良い証拠と言うこともあるが、常幸龍はそんな感じはしない。

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左稀勢の里、右千代大龍。珍しく二人はテーピングもサポーターもほとんどない。昔はこれが当たり前だった。
体にいろいろ巻くのはみっともないと言われたものだ。

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手前琴奨菊、向こうは碧山。琴奨菊も肌色のサポーターを両ひざに張っている。これに隠れて見えないが、碧山は膝をサポーターでぐるぐる巻きしていた。

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左鶴竜、右遠藤。遠藤に凄まじい応援。二人ともほぼきれいな体。引き綱鶴竜の黄金の引き足に遠藤屈す。弱いなあ、このお相撲さんは。

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手前白鵬、向こう照ノ富士。白鵬も何もつけていない。後ろから見てもほれぼれするほど姿が良い。モノが違うと言う感じだ。

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で、結びは手前日馬富士、向こう高安。日馬富士は段ボールの箱のように背骨にテーピング。足首も。中途半端な相撲で勝つ。

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昔は包帯を巻くと弱点を知らせることになるから無理にまかなかったお相撲さんもいた。
力士が巨大化し、すこし当たっただけでも怪我をしやすくなったことが背景にあるのだろう。

また外国人力士にはそういうマナーもないようだ。

もはや「小兵」「そっぷ」は絶滅したようだ。みんな「あんこ」か「超あんこ」。
大相撲はいつの間にか、ずいぶんエッジの丸いスポーツになったと言う感が強い。

依然として面白いし迫力もあるが「運動神経」を感じさせる力士はほとんどいなくなった。


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