このシリーズの最初の方で、武士や貴族は正式の名である諱(いみな)を名乗ったり、呼び合ったりする習慣がなかったことを紹介した。
名前を知られると言うことは、臣従することを意味したからだ。では、日常はどんなふうに呼ばれたのか?
このシリーズの最初の方で、武士や貴族は正式の名である諱(いみな)を名乗ったり、呼び合ったりする習慣がなかったことを紹介した。
名前を知られると言うことは、臣従することを意味したからだ。では、日常はどんなふうに呼ばれたのか?
日本では、親子代々継承する名前の一字を「通字」と言うことを紹介した。これに対し、主君や高貴な人からもらう名前の一字を「偏諱 (片諱)かたいみな)」と言う。
(前回「片諱」という名称を使ったが、「偏諱」の方が一般的なので、こちらに統一する)
先週に引き続き、日本人の名前について。
例えば、あなたが朝廷に呼ばれて、御所に行ったとする。門の前で「広尾晃でございます」と叫んだとする。どうなるか。
門衛には「そのようなものは居らぬ」と言われることだろう。
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2023年で14年目を迎えました。引き続きお読みください。