59'S 日々是口実

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イチローはなぜ二男なのに一朗か?|名前の話05



このシリーズの最初の方で、武士や貴族は正式の名である(いみな)を名乗ったり、呼び合ったりする習慣がなかったことを紹介した。

名前を知られると言うことは、臣従することを意味したからだ。では、日常はどんなふうに呼ばれたのか?

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主君から「字」をもらう風習|名前の話04

日本では、親子代々継承する名前の一字を「通字」と言うことを紹介した。これに対し、主君や高貴な人からもらう名前の一字を「偏諱 (片諱)かたいみな)」と言う。
(前回「片諱」という名称を使ったが、「偏諱」の方が一般的なので、こちらに統一する) 

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あなたの名前、誰からもらった?|名前の話03

平清盛の父は忠盛、祖父は正盛、子は重盛、孫は資盛。桓武平氏の宗家の血筋はずっと「盛」の一時を受け継いでいる。こうした代々受け継いでいる家の字を「通字」という。続きを読む

あなたは自分の「氏」を知っていますか?|名前の話02

先週に引き続き、日本人の名前について。

例えば、あなたが朝廷に呼ばれて、御所に行ったとする。門の前で「広尾晃でございます」と叫んだとする。どうなるか。

門衛には「そのようなものは居らぬ」と言われることだろう。

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「おい、きよもり!」って呼ぶと殺されるぞ|名前の話01

NHK大河ドラマ「平清盛」は、いよいよ前半のクライマックス、平治の乱だそうだ。視聴率は上がっているのだろうか。相変わらずセットはリアルだが、お芝居は嘘くさい。
 

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噺家A その三

     六

 

楽屋で皮のジャケットに着替えた喬志師匠が待っていた。

「良かった。ちょっと行こか」

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噺家A その二

    四

 
 「いや、うちは学者ばかりの家だから、僕も最初は困惑したけど、今じゃ芸術家が一人くらいいてもいいと思えるようになったんだ。あの万住先生のお嬢さんはバイオリニストだし、息子さんは画家だしね。君のお師匠さんの栄生さんはこないだ芸術院会員になったし、私の先生の石路名誉教授は先ほど学士院会員に推挙された。芸術院と学士院、ようやく、親子揃って進む道がはっきりしたねえ」

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噺家A その一

        一

 

ケータイにメールが入ったことを知らせるいい加減なメロディで、栄春は目が覚めた。十時をまわっている。フローリングの床に敷いたホットカーペットに、モンベルのナップザックを枕にして寝ていた。

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お寺のコラムです
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OlympusPEN
料理やお寺なんかも、OlympusPENで撮っている。でかいデジカメよりもきれいに撮れる。難しいことはわからないが、今のところこれで十分。 4年前にフルキットで買ったので、凄く高かった。 しかし、今、ほぼ同じ性能で、3万円以下であるのだ。ショックだが、今度カメラを買い替えたくなったら、やっぱりPENにすると思う。
私の本棚
今、「中世」という言葉が変貌しつつある。この本は、「そうだったんだ!」という驚きがある。歴史好きならおすすめだ。


最近また読み直したのだ。「いいなー」と思った。これほどページをめくるのがもどかしいほんはちょっとない。書かれた人も書いた人も今はいない。


この先生の本は不滅だろう。日本も世界も混迷しているが、歴史に学べば視界は開けてくる。文章がいいのだ。


佐野眞一の本では『カリスマ』がお勧めだ。中内功という人が、何をしたか。それが我々のライフスタイルにどんな影響を与えたかがよくわかる。


落語について知りたければ、この本を読むに限る。子供向けだが、高度な内容をかくも易しく説くことができる桂米朝の知性に感嘆。


落語についてもう1冊。六代目圓生は、明治を知る最後の噺家。きれいな昔の言葉が活字に掬い取られている。この本を読んでいる最中に圓生師急逝。泣いたなあ。
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